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「モノ」から「コト」へ。課題解決の最新ソリューション ~GLORY Retail Design Show 2019~ 前編

2019年11月19日(火)~21日(木)の3日間、秋葉原UDXイベント会場にて、お取引様ならびにグローリーグループ各社のお客様を対象とした、「 GLORY Retail Design Show 2019 (グローリーリテールデザインショー2019)」を開催いたしました。

▼後編の記事はこちら
市場やニーズの変化をビジネスチャンスに変える ~GLORY Retail Design Show 2019~ 後編

2019年テーマは『SHIFT&CHANGE』。時代の転機を勝機に変え、ビジネスチャンスを掴む

毎年11月に開催する「 GLORY Retail Design Show(グローリーリテールデザインショー)」。以前は各業界に向け、それぞれ小規模な展示会を実施していましたが、IoTの発展に伴い、分野・業界を超えたテクノロジー応用がメリットをもたらすと考え、グローリーの最新製品・サービスを一挙に集めた展示会として刷新しました。以降、毎年2,000人を超えるお客様にご来場いただいています。

3回目の開催となる今開催では、小売業、医療業界の方を中心に2,200人強の来場者数を記録。変化する市場情勢、急伸長するリテール向け最新テクノロジーに関する情報交換の場としても、多くの方に関心を寄せていただいている証だと感じています。

2019年のテーマは『SHIFT&CHANGE ~「モノ」から「コト」へ。課題解決の最新ソリューション~』。
「テクノロジーがリテールサービスを支える」から、「テクノロジーが新たなリテールサービスを生む」時代のイニシアチブとなり、「転ばぬ先の杖」として企業のビジネスを勝機に繋げる、製品やサービスをご紹介しました。

「バリューアップソリューションZone」「マーケットトレンドZone」「アライアンスZone」「NewテクノロジーZone」の4つのゾーンで構成。リテール業界が直面している問題点を洗い出し、具体的な解決策をご提案しました。

入場口で「顔認証技術」を用いた入退室管理システムを体験

会場の入口には現在リテール向け最新テクノロジーの中でも大きな注目を集めている「顔認証」入退室管理システムを設置。ご来場のお客様に、顔認証による入退室を体験いただく仕掛けでお迎えしました。


▲カメラで顔情報を登録。手元のモニターで登録内容を確認し、OKボタンを押すだけ。作業は数秒で完了。


▲登録直後、ゲートに設置されたカメラで顔情報を検知。ゲートの開閉も、歩みを少し緩める程度で、ストレスがない。「顔認証入場」の実現は、ICカード型エントリーキー紛失等の諸問題から開放されるため、利用者メリットも大きい。

【バリューアップソリューションZone 】
決済という顧客とのコンタクトポイントを、一層快適にするテクノロジーを提案

現在、小売業や病院経営において人手不足は喫緊の課題です。
スーパーやコンビニ、飲食店のレジ業務は、現金の取り扱いへのスタッフの負担感が大きく、人が集まりにくい状況にあります。また、病院経営でも医療事務スタッフの人手不足は深刻な問題で、スタッフのストレス低減・働きやすさ向上の側面からも業務効率化が急がれています。

このような決済にまつわる経営課題のソリューションとして、飲食店や小売店における会計ソリューションサービスや、病院の会計待ち時間をゼロにする医療費後払いシステム「待たずにラク〜だ™」を、実際の導入事例と共にご紹介しました。


▲「待たずにラク〜だ™」は、すでにグローリーの診療費支払機を導入している医療機関に向けた、医療費後払い(キャッシュレス)用アドオン・サービス。医療機関と患者の商取引にテクノロジーを仲介させ、会計を待たずに帰れるという利用者視点のメリットも含めた「BtoBtoC」ビジネスモデルを実現するソリューションだ。リテール業界の現金業務に長く携わりノウハウを培ってきた「キャッシュのグローリー」が、医療機関のキャッシュレス決済進展にブレークスルーを生み出したことに大きな意義がある。現在、すでに「待たずにラク〜だ™」が導入されている施設では、導入後半年で施設利用者のうち約10%が「待たずにラク〜だ™」による決済に移行、目標としている同システム利用率30%の達成も視野に入り、その効果が実証され始めている。

【マーケットトレンドZone】
QRコード・ICカード決済を支える「チャージ」機能に、より潤滑なオペレーションを提供

様々な種類の電子決済が登場するとともに、QRコードやICカードにチャージする手法も、いろいろなチョイスが存在します。現状、銀行口座から直接チャージするデビット方式か、クレジットカードからのチャージが一般的ですが、現金を用いたチャージも一定の需要がありました。

「電子マネーチャージ機PFV-100 」は、現金決済と非現金決済の架け橋となるソリューションで、現在リリースされているグローリー製品の中でも、唯一現金から非現金に変えられる(チャージできる)もの。NFCやFelicaをはじめ、大手量販店が発行するハウスマネーカードなど幅広く対応しています。実店舗で現金からハウスマネーにチャージ、電子マネーで決済というプロセスを容易にするため、ハウスマネー系電子決済の利用拡大にも繋がります。また、インバウンド(訪日外国人客)の決済をよりスムーズにするソリューションでもあります。


▲ICカードを上部に配置し、入金金額を決定。手元にある現金の一部を入金することが出来る。現金を用いたチャージは、使いすぎの抑止や、お財布管理の「見える化」を可能にする。決済の簡便さを推進するには、消費者の経済的安心・安全を担保することも重要な役割だ。


▲クラウドを通して、「電子マネーチャージ機PFV-100」の売上情報や在高情報をリアルタイムに把握できる他、機器の故障状態を確認できるため、トラブルへの速やかな対応も可能に。

【アライアンスZone】
独自のノウハウで、人とロボットの最適な協働環境作りをサポート

ロボット導入にいち早く着手したグローリーは、その経験から蓄積したノウハウを他社のものづくり現場で役立てていただく新たな事業として、ロボット・システムインテグレーション・サービス(以下、ロボットSIサービス)を行っています。

展示ブースではリテール業界のお客様に、親しみやすさを感じて頂けるよう『レジのチェッカー業務』のデモを行い、当社のハンド(ロボットの持ち手部分)や、商品の識別技術をご覧いただきました。
ロボットSIサービスはグローリーのコア技術である「認証技術」「メカトロ技術」と、生産工程を細かく分析し、効率化を促す「工程設計力」という強みが活かされています 。


▲NEXTAGEを活用したデモ展示
画像にあるようにロボットアームの先端に取り付けられたハンドで対象物を持ち上げ、人と同じようにバーコード部分をリーダーにかざす動作を実演。業務内容に合わせ、柔軟に対応できることがロボットSIサービスの強みだ。

【NEWテクノロジーZone】
既存技術を応用して、業務の効率化を促す知恵

テクノロジーが未来の生活にどのような役割を果たすかを、わかりやすく解説するブースを設け、たくさんのご来場者さまの注目をいただきました。

一方で、現在まだグローリーが携わっていない産業や分野に対して、グローリーの既存の技術を応用したソリューションもご紹介しました。中でも「処方箋OCR」は、グローリーの優れたOCR(光学式文字認識)技術をクラウドサービス化して薬局の業務ワークフロー改善に役立てようというもの。全国に6万件近くあると言われる処方箋薬局 の作業効率化は、「待たずにラク〜だ™ 」同様、利用者と消費者双方にベネフィットをもたらし、快適な生活を支える技術になればと考えています。


▲病院が発行する処方箋には、大きく分けてQRコードが付いたものと、付いていないものが存在する。「処方箋OCR」では、グローリーのOCR技術をクラウドサービスとして提供。スキャナさえあれば、QRコードの有無を問わず大半の処方箋が自動入力出来る。


▲QRコードのない処方箋をスキャンし、クラウドのOCR機能を介してデータ入力が完了するまでをデモンストレーション。待ち時間も入力ミスもなく、薬剤師がお薬の準備やカウンセリングに注力できる。

取引先企業様から伺うリアルな声を反映していきたい — GLORY Retail Design Show 2019、開催担当者より

2019年の開催も、盛況のうちに終了いたしました。ありがとうございます。
この展示会では、『SHIFT&CHANGE』というテーマを掲げ、IoTがより加速する時代に対し、グローリー自身も変革していることをお伝えできたのではと考えています。

  1. BtoBtoCビジネス:toBのビジネスを通じて、toCへの価値創造を見据えたソリューションの提供
  2. 現金処理機のグローリーから脱却:現金処理機以外のトータルで対応可能。店舗運営について相談できる企業であることの訴求
  3. 最新テクノロジーの活用・応用:顔認証やロボットSI、アライアンスなどによる課題解決に向けた協働への取り組み

グローリーでは、上記3つのポイントを変革の要諦と捉え、具体的なソリューションをご紹介しました。
今年は会場の都合で火曜から木曜までの開催となり、ご不便をおかけしたにも関わらず、たくさんのお客様にご来場頂きました。本当に嬉しく感じていますし、グローリーの動向に興味・関心を持ってくださっている証拠であり、より一層真剣に取り組もうと決意を新たにいたしました。
ご来場頂きました皆様、本当にありがとうございました。

様々な学びがあり、自社の課題も見えてきた — GLORY Retail Design Show 2019、ご来場者さまのお声

警備輸送事業 Fさま
警備輸送というビジネスは、「現金に関する効率的な業務が出来るか」が、大きな課題だ。今回グローリーが、QRコード決済を含めた「新しい決済方法」の対応について、かなり考えている印象を持った。我々のビジネスにおいても、「現金の取り扱いに関する簡素化・効率化」の推進に注力していく必要性を感じている。今までもそうであったが、今後、新たに生まれる現金輸送の課題に対して、グローリーと緊密な連携を持ちつつ、共に課題解決に取り組んでいきたいと思っている。

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