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【 吉田由美 ✕ 藤井聡子 対談(後編)】キッザニアのパビリオン出展を通して、安心・安全な社会の発展に貢献するグローリーを紹介

3歳から15歳のこども達が様々な職業体験を通して、遊びながら学べる社会体験施設、キッザニア。日本には現在「キッザニア東京」「キッザニア甲子園」があり、日本を代表する企業がオフィシャルスポンサーとして名を連ねています。そこに2019年、通貨処理機や情報処理機などを開発・生産・販売するグローリー株式会社が新しく加わりました。

こちらの記事では、カーライフエッセイストとして様々なメディアで活躍する、吉田由美氏をインタビュアーに迎え、キッザニアへの出展に込めた想いや、これからの展望について、当プロジェクトの統括担当 藤井聡子氏に話を伺いました。

▼対談前編はこちら
【 吉田由美 ✕ 藤井聡子 対談(前編) 】 グローリーがキッザニア出展を決めたワケとは?エデュテインメントの可能性と未来を担うこども達へ

キッザニアのエデュテインメントを通して、グローリーの事業活動と社会の安全を守る仕組みを紹介する。従業員満足度の向上は、嬉しいサイドエフェクトだった

吉田
対談前編では、キッザニア出展を決定したきっかけやその経緯を伺いました。
今回、キッザニア出展を通して、どのような変化を期待していますか?

藤井
グローリーは2018年に創業100周年を迎えました。しかし、BtoBビジネスが主軸で、一般の方が日常生活でグローリーの社名を目にする機会は少なく、知名度が高くないという課題がありました。

今回、キッザニア甲子園で体験できる内容は、実際に活用されている技術とは多少異なる部分もありますが、グローリーの技術を疑似体験し、事業内容を想像してもらうことができます。結果的に、企業名と事業内容の両方の認知獲得に繋がると期待しています。

新しい「警察署」パビリオンのオープン当日には、グローリー社員やその家族も足を運びました。特にこども達は「パパやママが働いている会社がキッザニアにある」という喜びを感じてくれたようで、社員の士気も上がったと実感しています。これも、今回思いきって出展してよかったと感じたポイントでした。

吉田
確かに、こども達やご家族に分かりやすく仕事の内容を説明するのは、難しいかもしれませんよね。でもキッザニアでの疑似体験であれば、容易にグローリーのお仕事内容を想像出来る。そして、今までグローリーという会社を知らない方も、知っていただける良いチャンスになると思います。

では、顔認証や画像解析にフォーカスした理由はなんですか?


▲グローリー株式会社 執行役員 国内事業本部 藤井聡子氏

藤井
グローリーは今年創業102年目の会社ですが、1950年に国産初の硬貨計数機を製造し、そこから「通貨処理機」のメーカーとして発展しました。ただ昨今、キャッシュレス化など決済方法が多様化し、現金を扱う市場は縮小傾向にあります。この市場の変化に対応し、自社の事業を拡充していきたいという強い思いがありました。

今、私たちが推進する技術のひとつに、画像認識・識別の技術活用というものがあります。これは、グローリーが今まで培ってきた通貨処理のコア技術を応用したものです。

グローリーは通貨処理機だけでなく、画像認識・識別の技術を持っていることを広く認知していただきたいと考え、顔認証に着目しました。


▲2019年3月に行われた、キッザニア甲子園10周年記念式典で、新パビリオンのオフィシャルスポンサーとしてグローリーが参加することが発表された時の様子。

吉田
まだオープンして間もないので、これからだとは思いますが、何か反応や変化はありましたか?

藤井
2019年3月に行われた、キッザニア甲子園の10周年記念式典で、グローリーがオフィシャルスポンサーとして出展することが発表されました。その際に、メディア関係者やお取引先企業から「グローリーが警察署で、一体何をするんですか?」という質問を多く頂きました。

グローリーを知っている人は「両替機」や「計算機」の会社だというイメージをお持ちで、「警察署でお金を計算するの?」と不思議に思った方も多かったようです。

しかし、実際は「顔認証」や「科学捜査」という切り口であったことが意外で驚かれたようです。そしてこれは、今までお伝えできていなかった、私たちの新しい事業領域のことを知っていただくよい機会になったと確信しています。


▲カーライフエッセイスト 吉田由美 氏

社会貢献としてのこども育成活動支援からより広い視点へ。キッザニア出展はグローリーのチャレンジの第一歩である

吉田
こどもに関わるビジネスで気づいたことや変わったことはありますか?

藤井
今回キッザニアへの出展を通して、こどもの目線に立った企画の立案などを経験し、我々の目指す事業活動の中でも活かせる視点が多数あったと感じています。変化の時を迎えているグローリーにとって、キッザニアで学んだ「徹底的な顧客目線」は、我々のビジネスプランニングにとって大きなヒントを与えてくれたと感じました。

また、グローリーは、20年ほど前から小学生を育成する財団を作って、創業の地、姫路でお子さんの支援などを行っていますが、直接、事業内容や技術と結びついてはいなかったので、今回のキッザニア出展は大きなチャンスだと思いました。

グローリーとしては従業員向けの保育所を持っていますが、私たちの顔認証技術を活用し、お迎えの際に自動的に顔を認証してゲートを開いたり、ドアフォンで誰の保護者が来たかが分かるような実用的な試みを行っています。

吉田
社員のお子さんの身を守るために自社の最新テクノロジーが使われている訳ですね。そういったシステムを導入している保育園や幼稚園は他にありますか?

藤井
まだあまりないと思います。ご両親の他にお迎えに来る可能性がある人をあらかじめ画像登録し顔認証システムを介せば、連れ去りなどの事件抑制につながると思います。

吉田
顔認証技術は他にも応用できそうですね。

藤井
実は、高齢者向け介護施設での離院防止策として運用も始まっていますし、書店や小売店などの万引き防止の仕組みとして活用されています。また、顔だけではなく、車のナンバープレートを認識することもできるので、様々なものに応用が可能です。

技術力は業界最高クラス! ウォークスルー型顔認証で書店・介護施設の悩みを解決!

グローリーが切り拓く様々な可能性を感じた – 吉田由美 氏

私がこどもだったら、グローリーの「警察署」を是非体験してみたいと感じました。最先端技術である「顔認証」を、楽しく自然に体験できるよい機会でもあると思います。今回、グローリーが「キッザニア甲子園」に出展したことは、グローリーを知らなかった方へのとても良いアピールとなると思います。

また、何年後かに「キッザニア甲子園」でグローリーの技術を盛り込んだ「警察署」パビリオンを体験したこども達が、実際に警察官になったということがあるかもしれませんね。

グローリー株式会社執行役員国内事業本部 藤井聡子

IT企業での30年余りの経験を持って2017年グローリー入社。通貨処理で培った信頼と技術にICTやパートナーとの共創を加えて、新しい分野での事業展開を図るとともに、「新しいグローリー」のイメージを伝えるべく活動中。

キッザニア甲子園 施設情報

住所:兵庫県西宮市甲子園八番町1-100 ららぽーと甲子園(GoogleMap

営業時間・料金および予約・アクセス方法は、キッザニア甲子園Webサイトをご確認ください

Web Site:https://www.kidzania.jp/koshien/

キッザニア甲子園内 「警察署」パビリオン 施設情報(2019年11月27日OPEN)

職業名:警察官

定員:8名 / 1回

所要時間:約30分

給料:8キッゾ

おすすめ年齢:3~15才

スポンサー:グローリー株式会社(https://www.glory.co.jp/

取材・文:カーライフエッセイスト 吉田由美(Yumi Yoshida)[ WEB ][ twitter ][ Facebook ]
写真:山下みどり(Midori Yamashita)